今年の秋・冬は、なんだか雨が多く、じめついた気持ちをすっきりしたい今日この頃です。
今年は、珍しく台風が来ないと思ったら、小雨日や曇り日が多く感じます。
さて、そんな中、先日、とても感動した出来事を書こうと思います。
その日は、前日の雨日とはうって変わって、さわやかな秋晴れでした。
スタッフ1名と私は、遺品整理をさせて頂くお宅に訪問した瞬間、
「今日は、よろしくお願いします!」
と一礼する今風の風貌(ニット帽+口髭)の20代男性が出迎えてくれました。
私は、見積の時に会っていたため、
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
と、その他の御遺族様と同様に挨拶を済ませ、作業の準備に取り掛かっていました。
今回の依頼は、その若い方のお婆様(母方のお母様)のお家の遺品整理で、1LDKの借家でした。
その立会いに、父、母、兄、本人の家族四人が来られていました。
(ちなみに、申し込まれたのは、お父様です)
今回の依頼は、家族全員が、個々に職に就いているのにも関わらず、休みを合わせて、来て頂いてくれました。
早速、作業の手順と確認事項の確認を済ませて、作業に入ろうとした瞬間、お母様から、
「あのう・・・、この子ら何でも手伝いますから・・・何でもおっしゃってください!」
と遠慮がちに私に言いました。
最初、私も、時間を出来るだけ短縮されたいのかなと、必死に作業に取り掛かっていると、
若い方兄弟二人が、遠慮がちに、
「箱を作って、これとこれを詰めればいいですか?」
と私に問いかけました。
私は、簡単に仕分手順を説明し、梱包をしていると、御兄弟は必死に箱作りと梱包を繰り返していました。
さらに、それをトラックに運んでいるのを見て、
「この箱を運べばいいんですよね?」
と、汗だくになりながら、作業のサポートをしてくれました。
正直、私は、お客様に何か申し訳ない気がして、常に「あとは、私達がやりますから・・」と言い続けながら、作業に夢中になりながら、周りを見渡すとお母様は、片付いた所から、掃除をしていて、お父様は、後付の棚や釘を一生懸命取っていました。息子さん二人は、冗談を言いながら、汗をかきながら、休憩をあまり取らずに、私達のサポートをしてくれました。
そのかいあって、全ての作業を予定より少し早く終わらせ、掃除も念入りにすることが出来ました。
その時に、ふと御遺族であるその家族を見た瞬間、皆さん満面の笑みを浮かべていられるように見えました。
私は、自身の立場ばかり気にしていて、お客様に作業を手伝わすのは、申し訳ないとばかり考えていましたが、実際、この現場は、誰の為の仕事であって、一番に誰に喜んで貰うべきかと考えた時、
はっと、大事な事に気づきました。
その家族は、同じ家族の一員(故人)の為に何かを最後までしてあげたい・・・
決して、時間を短縮したいとか、私達の為だけではない事に気づいた時に、とても家族の絆を感じました。
特に、お若い二人の兄弟は、決して楽ではない作業を、仕事の休みを取ってまで、家族の為に無償で作業された事に、心を打たれました。
おそらく、天国のお婆様も感激し、今後このお二人を見守り続けると思います。


